「石の郷」ダイボ石材店が綴る
早いもので、大ちゃんが高校を卒業して五十年が経ちます。
延岡高校の園遊会の前日に「卒業五十周年」を記念して
同窓会が開かれました。
節目の年なので遠方から帰ってくる人も多く、百人ほどの
同窓会になりました。同窓会の楽しみは口には出さないけど、
ほのかに想いを寄せていた彼女はどんなふうになっているだろうか、
というような十八歳の時の青い若造の気持ちが心の奥底にあります。
大ちゃんは期待を込めて会場を見渡しました。
そこには年を重ねた同級生の笑顔があふれていました。
大ちゃんのすけべ心を笑うかのように、同じ年月を過ごしてきた
仲間が子供心に帰って楽しい時間を過ごしていました。
東京から帰ってきた大ちゃんの友達は、あまりに楽しすぎて
夜中の三時頃まで「帰らない〜よ。もっと飲もうよ〜。」と
手を焼かせてくれました。

そういえば今年は何十年ぶりに会う
友達が訪ねてきた年でもあります。
ひとりは、中学の野球部の仲間で
何十年ぶりかの再会を果たしてからは
帰郷するたびに訪ねてきてくれます。
もう一人も中学の同級生で、今は蒲江に住んでいます。
何度も天然の牡蠣を持ってきてくれて、
今年は美味しい思いを沢山味わいました。
七十歳を前にしてこういう交流が増えるのも楽しみのひとつです。
大ちゃん日記


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