「石の郷」ダイボ石材店が綴る
大ちゃん日記
大ちゃんは、今年は初盆で鹿児島に行きました。
初盆供養はお寺の本堂で、他の六家族との合同で行われました。
始まる前に「携帯電話の電源をお切りください」という注意がありました。
みんなが電源を切ったのを確認した後に、有難い読経が始まりました。
十五分ほど経ったころ、いきなり切ったはずの携帯が鳴り響きました。
「エリアメール」の音でした。桜島の噴火レベルが四に
引き上げられたことによる緊急メールでした。
お経にあわせて木魚を叩いていたご住職も思わず
空振りしてしまいました。一瞬ざわついた堂内も落ち着きを取り戻し
無事、法要を終える事ができました。
確かに「緊急警報」なので、電源を切っていても通知されるというのは
大切です。なるほど〜と思った大ちゃんでした。

今年の夏は毎年帰ってくる、大阪にいる
長女の家族が帰ってきませんでした。
娘婿の東京転勤で、夏休みに大阪から引越しをしたからです。
新しく転入する小学校に挨拶に行った時のことです。
校長先生から「新学期の始まりのときに
全校生徒の前で転入の挨拶をしていただきます」と言われました。
それを聞いた小二の息子は椅子から"ずこっ"と転げ落ちて
そのまま床にうつ伏せに伸びたそうです。
これは大阪人としての通常のリアクションです。
ところが、東京はやはり違います。
突っ込みが入るかと思ったら、校長先生から
やんわりと注意を受けたそうです。
それを聞い大ちゃんは、孫息子が持つ大阪人としての
笑いの虫が彼の心の中からいなくならないようにと願いました。


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