「石の郷」ダイボ石材店が綴る
大ちゃんの家の前には「安賀多4丁目」のバス停があります。
バスを待つ人から、花が綺麗ですね!と声をかけていただくこともよくあります。
それを支えているのが、大ちゃんと奥さんです。大ちゃんは毎朝起きると
ツバメを家から出すために玄関のガラス戸を開けます。
新聞を取って、それからひとしきり花に水をあげたり雑草を
むしったりします。していることは良いのですが、恰好がいけません。
ランニングにステテコ。奥さんから怒られます。
「誰が見てるかわからんちゃから、ちゃんと着替えてから降りてよ。」
「宮崎行きのバスが来るまでは誰も見ちょらん。」と一向にききません。
腹に据えかねた奥さんは、東京にいる長女に愚痴をこぼしました。
すると、娘から誕生祝に送ってきたのはステテコが隠れる長さの
ハーフパンツでした。裸の王様状態だった大ちゃんは、
少しは恥を知るようになりました。
こうした毎日を送りながら花の手入れをしたご褒美に
延岡市から2年連続で「花と緑のコンクール」の優良賞を頂きました。

ところで、熊本の地震以来客足が減っていたのですが、
先日は嬉しいお客様が展示場にきてくださいました。
納骨堂にするかお墓にするか
迷っていたところ、
親戚の人がダイボ石材店で
お墓を建てていて
「ダイボさんに相談してみたら」と
言ってくださったそうです。
ご提案させて頂いたら、お墓を
建てることに決まりました。
そうやって目に見えないところで
サポートしてくださる方に大感謝の一日でした。
大ちゃん日記


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