「石の郷」ダイボ石材店が綴る
大ちゃん日記
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ダイボ石材の今年の初仕事は、椎葉での墓建てでした。
あいにく、寒波の襲来で椎葉方面には「チェーン規制」の交通情報が出ていました。
以前、大ちゃんは熊本の高森峠トンネルの出口でスリップして
車が元来た方向に180度回転したことがあります。
その経験から、大ちゃんは路面凍結の可能性があるときには
車の運転を控えるようになりました。
「俺は恐ろしくて、今日は椎葉までは行けんからよ」と、ベテランの運転手に全てを託しました。
現場の人たちはチェーンを準備して出かけて行きましたが、
思ったほど路面状況は悪くなくて無事お墓を建てて帰ってきました。
お施主さまが昼食に猪肉と山女魚でもてなして下さったというのを聞いて
とても残念がった大ちゃんでした。
そのお墓ですが、法事の時まではさらしを巻いて姿を隠してあって、
皆が集まったときにそれを上からぐるぐるとほどいていったそうです。
すると、後に並んだ方々から「ほぅ!」というどよめきが聞こえてきて
とても嬉しかったとおっしゃっていました。
ご住職も墓に刻まれた歌に感動して舞って下さったそうで、
施主の方が本当に喜んで下さいました。
今年の最初のお墓が、いろんな方に喜ばれるものだったのを
とても嬉しく思うと同時に、「運転が怖い」とか「ご馳走を食べ逃した」ということに
こだわっている大ちゃんはあまりに「?」な人です。