「石の郷」ダイボ石材店が綴る
大ちゃん日記
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ある日、大ちゃんの幼なじみの大神さんが一枚の紙をもって会社にやってきました。
その紙には、「大保家・大神家お墓参りツアー」と書かれてあり、
二人にゆかりのある場所を次々と訪ねながら墓参りをするという計画でした。
今回は大神さんの会社、日本ピーシーテー建設が施工した
九重の夢大吊橋にも行きました。
実は二人とも吊橋は苦手で、作った本人の大神さんも
まだ渡ったことがありません。
その場になって尻込みする大神さんの手前、何食わぬ顔で
先に渡っていった大ちゃんも心の中では怖くてたまらず、
よろめかないように必死で両足に力を入れて渡りました。
もし一人だったら絶対渡らないのですが、
人が見ているとええ格好をしたいので
思わぬ勇気が出てくる大ちゃんです。
夜は別府のジャズ喫茶で生演奏を聴きながら
大人の雰囲気で食事をしました。
大ちゃんは、さもわかったかのように
演奏を聴いていました。
にわか「通」ぶった振りをするのも
大ちゃんの得意技のひとつです。
他にもお互いの先祖のお墓に参ったりしましたが
六十年近い付き合いの二人が二日間一緒に
「自分のルーツ探し」の旅をしたことが
大ちゃんの一番の宝物になりました。