「石の郷」ダイボ石材店が綴る
大ちゃん日記


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桜の花も今週末が最後の見ごろかもしれません。
思えば大ちゃんも、四十五年前の今の季節に
桜の花吹雪の中、心弾ませて大学の入学式に出ました。
延岡から出てきた少年は、
「部活動は何にしようかな。どんなサークルに入ろうか?」と
キャンパスを歩きました。
ところが、大ちゃんには誰も声をかけません。
十九歳のおっさん臭い大ちゃんは新入生とは思われず、
拒絶された気がして、純なハートが傷ついてしまいました。
結局自分からサークルに入る勇気もなくて、
どこにも所属しない普通の学生生活を送りました。
新しい生活は、食べ物も何もかも目新しい事ばかりでした。
納豆を食べたのも初めてだったし、
ホットミルクを出されて上に張った膜を見て
「腐った牛乳を出された」と怒った事もありました。
そういう体験をしながらいろんなことを
覚えていって今の大ちゃんがあります。
この時期新しい環境に羽ばたいていく
多くの若者には柔らかい心でいろんなことを
吸収していって欲しいと思います。

おっさん臭い19の春・・