ギョッ！

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくおねがい申し上げします。

去年から今年にかけて大ちゃんには困ったことが起きてしまいました。
というのは、ある日仕事を終えて帰ったら
自宅の一階の車を入れる場所に
ツバメが百羽以上押し合いへし合いしているではありませんか。
まるでヒッチコックの映画の「鳥」状態です。
ツバメといえば、オスカー・ワイルド原作の「幸福の王子」では
王子の意向を受けて、貧しい人に
王子の像に埋め込まれた宝石や金箔を
運んでいくという役割を果たし、
ついに南へ渡るきっかけを失って
像の足元で力尽きてしまうという
「良い鳥」の印象があります。
大ちゃんは、その物語を読んで
「ツバメは縁起がいい」と思い込んでいましたが、
さすがに百羽以上のツバメには
開いた口がふさがりませんでした。

このツバメが全部展示場に集まってくる
お客様だったらいいのにという
淡い期待を抱いた
二〇一一年卯年の大ちゃんです。