「石の郷」ダイボ石材店が綴る
東北や関東地方を襲った東日本大震災で気分が沈みがちな日々が続きます。
そんな中で大ちゃんの心にほんわりとした灯をともしてくれたことがありました。

お二人のお客様です。
先月の下旬にお墓の引越しをさせていただきました。
お二人とも四十代の方で、お母様がお亡くなりになっていました。
息子さんにとっての母親というのは特別な感情があるんですね。
「優しい感じのお墓がいいです」
「母らしく出しゃばらないようなお墓がいいです」
出来上がったお墓がお母様に相応しく、
ぴったりのお墓だったということで、
その喜びを伝えに来てくださいました。

働き盛りのクールな外見の下に、
熱い心が隠れていました。
嬉しいことを素直に嬉しいと言える、
感動して涙を流すことをためらわない、
そんな方達でした。
お客様から出てくる「ありがとうオーラ」が
大ちゃんの明日へのやる気にスイッチを
入れてくれました。
「石材店冥利に尽きるね」

でも、本当にスイッチが入ったのは、
大ちゃんの「食欲スイッチ」のようです。
お客様がお礼に持ってこられたお菓子を貪るように食べる
大ちゃんは、見苦しいったらありゃしません。
大ちゃん日記


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