思い立つと、後先を考えずに行動してしまうのも
大ちゃんの悪い癖のひとつです。
連休の初めのころ、何を思ったのか、運動靴を履いて
安賀多の自宅から門川の展示場までの十キロの道のりを
２時間かけて歩いてやってきました。

ひとつは、成人病予備軍の体質を改善するための運動の一環です。
もうひとつは、展示したばかりの新作墓石を見るために
お客様が来ているかもしれないという、淡い期待を胸に、
お客様がいたら、劇的な登場をしようという姑息な目的だったと思います。

ようやくたどり着いた展示場では、当番の息子がひとりいるだけでした。
お客様でにぎわっている展示場を期待していた大ちゃんは
妙に力が抜けてしまい、
「もう帰る。疲れた。」の一点張りで、迎えに来た
息子の嫁の車でさっさと帰ってしまいました。
一体何のために展示場までやってきたのかわかりませんでした。

島野浦に住む知り合いの中島さんがずっと参加している
行橋・別府百キロウォークに参加するつもりかもしれません。
その中島さんは今年も
ゴールデンウィークにトレーニングを兼ねて歩いていて
途中、展示場に立ち寄ってくださいました。
しかし、中島さんの口からは
「車で送ってくれ」というような虫のいい台詞は出てきません。
中島さんと大ちゃんの違いは一目瞭然です。
体型の違いも一目瞭然です。