小大ちゃんの武者修行
2019年12月26日
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門川展示場ができて十七年が経ちました。先日、この展示場のデザインを手掛けてくれたコンサルタントの先生が全優石のセミナーで話をされるということで小大ちゃんは東京へと向かいました。
都会の広告代理店でトップに上り詰めた方ですので、社会情勢や時代背景も考えながらこれからの墓石業界のあるべき姿を示してくださり、冗談も交えて会場の雰囲気を和ませつつ参加者に元気を与えてくださいました。
それから北海道と東京の墓石店のそれぞれの方のお話もありました。ところ変われば市場や事情も変わります。それでも共通していたことは、お墓は単なる遺骨の納め場所ではなく、家族を繋ぎ、故人を偲び想いを語る大切な場所であることを忘れてはならない。そして私たち墓石店は、お客様にとってどんな供養のお手伝いができるかを一番に考えるということでした。
参加者の中には業界の中で前線に立ち活躍する同世代の仲間もいて、たくさんの刺激を浴びてきた小大ちゃんなのでした。
※長らくお待たせしていました、延岡本店の建て替え工事が無事完了し、営業を再開いたしました。こちらでもご相談等受け付けますのでお気軽にご連絡ください。
12/11(水)掲載
大ちゃん故人を偲ぶ
2019年11月27日
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朝晩の空気が冷たく感じるようになり、山間部の方も色づきはじめ秋から冬へ向かおうとしています。
先日、ダイボ石材店で32年間勤めてくれた女性(Sさん)のお墓参りに行きたいと大ちゃんを頼り、千葉から夫婦で訪ねてこられた方がいました。こちらに来るのも初めてということで、大ちゃんが案内することにしたのですが、実はSさんから名前を聞いていて知っていたくらいで初対面の方でした。
常に他人のために一生懸命になるSさんだったので、お墓参りをすませて展示場で話をしていると、たくさんの想い出が甦ってきて大ちゃんも一緒につい感傷的になってしまいました。こうしてあの世へ旅立った後も心の中で生き続けることは幸せなことだと思います。
勉強会へ行くたびに、お墓博士から『お墓は習慣で建てるものでも、遺骨を納めるだけの場所でもない。生きている我々が大切な故人を偲び、今の日々を報告する場所である。』と聞いていましたが、改めてその言葉の意味を深く感じました。
今年も残すところ一か月余りとなりました。仕事がなかなか思うように進まず、さすがの大ちゃんも少々お疲れモードですが、お客様が喜ぶ姿を思い浮かべ皆で力を合わせて頑張っていこうと思います。
2019/11/20(水)掲載
大ちゃんのリフォームの心得
2019年11月21日
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11月に入りいっきに秋めいてきたような気がします。半袖姿だった大ちゃんもさすがに衣替えの季節となりました。
最近ダイボ石材店では、新しく建てるのではなく、守ってきたお墓をきれいにしたいと相談をもらうことが増えました。そこで、お仕事の話をいただくと必ず墓地を見に行きます。そしてどんな状態なのかを確認して、大ちゃんが考える最良の方法でご提案します。それは、墓石を工場で磨き直したり、お参りし易い形に直したりと、相談の数だけ様々なケースがあります。末永く家族の絆を繋ぐ場所だからこそ、それぞれの刻まれた想いも大切にしたいと大ちゃんは考えているのです。
素材を活かすということは、自宅の建て替えでも同じことが言えました。仏間を作るにあたり、これまでの床柱を再利用してもらうことにしたのですが、実はこれは『ゆずる木』と言って縁起の良いことだと教わりました。”お墓づくりも家づくりと同じ” 改めてこの言葉の意味を感じています。
昔は夫婦で歩いていると親子に間違われることもあった大ちゃんですが、やっと年相応になってきているように感じます。これからは少しでも若く見られるようお墓と同じようにメンテナンスをしていこうと思います。
2019/11/6掲載
大ちゃん、スマホ決済デビュー?
2019年11月5日
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先日、夫婦水入らずで食事に行こうと思った大ちゃんでしたが、居合わせた小大ちゃんを気遣い”ついで要員”として連れて行くことにしました。食事を終えると、珍しく小大ちゃんが先に立ち「たまにはね」と言わんばかりのドヤ顔でレジの前に立っています。しかし財布を持っていないのを見て、「いつもの支払うフリか・・」なんて笑っていると、支払いが終わっていました。初めて目の当たりにする『スマホ決済』です。顔なじみの店員さんからも、「これからはこっちですよ」といじられながらも、仕組みが今ひとつわからない大ちゃんにとっては、衝撃的な光景でした。
最近では増税に合わせてキャッシュレスの話もたくさん耳にするので、なんとなくではありますが、大ちゃんも少しずつ把握はしているようです。これを機にスマートフォンにしようかとも考えたのですが、使い方の説明に手がかかると家族に全力で阻止され、大ちゃんのスマホデビューの日は遠のいていくのでした。
スマホ決済の導入はないものの、実はダイボ石材店でもキャッシュレスが可能です。従来の墓石ローンに加え、クレジットカードでの決済も可能となりました。ポイントを貯めて別の買い物に利用される方も増えています。墓石ローンの方は金利が2.9%になります。ご利用をお考えの方は、事前にご相談ください。
2019/10/9掲載
もうすぐお彼岸
2019年9月19日
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今年は雨の日が多いように感じます。
ダイボ石材店では、工場内での石の加工などはできるものの、外での作業が思うように進まずという状況で、大ちゃんは天気予報とにらめっこしながら悩まされる日々が続きました。やっと先週から晴れ間が続いているので、真っ黒に日焼けしながらも秋のお彼岸に向けて皆で奔走しています。
建て替え工事のため皆様にご迷惑をおかけしている延岡本店も同様で、天候により着工が遅れていました。しかし、いざ工事が始まると「餅は餅屋」というように大工さんたちの目を見張るスピードで、あれよあれよという間に形も見えてきて待ちに待った新居も目の前にきています。
お墓づくりも家づくりもいろんな人の関わりがあり、様々な状況の下でできているんだと、改めて考えさせられました。大ちゃんにとって、この一年の出来事は忘れられないものになりそうです。
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さて、今週末から秋のお彼岸です。その中日の秋分の日は”お墓参りをする日”としても設けられたそうです。そこで、明日(9/19)から、ご来店いただいた方、先着で10名様に、お線香を紙状に特殊加工した『お手紙お線香』をプレゼントいたします。お線香の煙はご先祖様の食物ともいわれます。大切な故人にメッセージを書いて煙とともに送ってみませんか?連休中も休まず営業していますのでお気軽にお越しください。
2019/9/18(水)掲載
小大ちゃん、まだまだ勉強中
2019年9月19日
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先日、東京ビッグサイトにて『第5回・エンディング産業展』という催しが三日間行われました。葬儀や埋葬・供養など終活に関する国内最大級のイベントです。小大ちゃんの勉強欲がむくむくと湧いてきて、大ちゃんに懇願し一日だけでしたが参加することができました。
以前は会場内では、その業界に関する工具やデザイン墓などハードのブースが多かったそうですが、近年はきれいな花をあしらったり、工夫を凝らしたご遺骨つぼが並べてあったりとむしろ供養の心をどう表現するかといったソフトな部分に訴えかけるブースが増えているそうです。
これは、ダイボ石材店のお墓づくりにも相通じるものだなと小大ちゃんは思いました。故人への想いは百人百様で、それに応じてお墓づくりも皆様それぞれに異なります。大切なことは、しっかりお話を伺い、そのお客様に合ったご提案をすること。まさにこのことだなと確信しました。
今回のイベントでは、あっという間に帰りの飛行機の時間も迫るくらい充実していて、多くのことを吸収できたようです。早とちりやうっかりで残念なことも多い小大ちゃんなのですが、少しでもお客様の心の声が聞けるよう、勉強の日々はまだまだ続きます。
2019/9/3(火)掲載
台風一過
2019年9月6日
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先日、大ちゃんの長女家族5人が大阪から車で帰ってきました。「家族で楽しみにしている一年に一度のイベントだから」そんなことを長女から言われると、母親はここぞとばかりに奮闘し、料理に掃除にと明け暮れて帰る頃にはマラソンを走り終えたくらい疲労困憊です。それを知ってか知らずか大ちゃんは相変わらずのマイペースです。普段と変わらずソファに座り、テレビを見つつ孫たちとの至福の時間を過ごしました。しかし、そんな時間もあっという間で、帰った後は「来てよし、帰ってよし」を実感した三日間でした。
最終日には長女家族が親孝行にと別府観光を計画してくれました。大ちゃん夫婦も久しぶりの別府です。地獄めぐりの後に名物のとり天を食べようと思ったら、待ち時間が二時間もあるとのこと。大ちゃんにとっては過酷な状況でしたが、車中で仮眠もとれ食事もおいしくて久しぶりにリフレッシュできた休日となりました。
お盆が過ぎ、来月は秋のお彼岸がきます。ご先祖様のことを思う大切な期間です。お墓のことで何かお考えの際には、お気軽にご相談ください。
2019/8/21掲載
大ちゃんを支えるもの
2019年8月27日
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梅雨が明けたと思ったら、猛暑日が続きます。たまの休みには家でゆっくり過ごせばいいものを、じっとしていられないのが大ちゃんです。都合も聞かず嫁を連れ出し、向かう先はいつも門川展示場。炎天下、実ったブルーベリーを収穫したり花壇の手入れをして、疲れると事務所で涼みながらうとうとし始めるという他人を巻き込みながらのいつもの休日を送ります。
大阪に住む長女には「お母さん以外にお父さんの面倒を見る人はおらんやろうね」と言われるくらい手のかかる大きな子供のようですが、それでも顔色を変えず大ちゃんを支える嫁は、かけがえの無い存在なのかもしれません。
大ちゃんにとってはダイボ石材店の社員さんも同じです。今年は特に雨の日が多く思うように工事が進まない中で、お盆に間に合わせようと、普段は工場の中で働く職人さんも応援に加わり、皆で協力しラストスパートに入っています。どうにか目途がつき、改めて自分の支えとなっている存在の大きさを感じている大ちゃんです。
今年のお盆は昨年8月に他界した大ちゃんの母の初盆と一周忌を迎えます。心静かにお墓に眠る両親を偲び、そして妻を労いながらゆっくりと過ごしたいと思います。
2019/8/7 掲載
大ちゃん 再生へのご提案
2019年8月10日
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数か月前にお墓のリフォームの相談を受け、大ちゃんは現地を確認に行きました。現地を見てみると、そのお墓は世界最高級石材と称される香川県産の庵治御影石で77年前に建てられたお墓でした。「これを捨てるのはもったいない。磨きなおして再生しては?」施主様にはそう提案をしてそのままになっていました。すると先日、改めて再生の相談をいただき、大ちゃんは想いがお客様に届いたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
お墓のリフォームと言えば、花立や香炉を変えたり、床面の玉砂利を石貼りにしたり、納骨室を扱いやすい観音扉にしたりすることがあります。それに加えて大ちゃんがお勧めするのは、工場へ持ち帰り再研磨することです。そうすることでお墓は輝きを取り戻しご先祖様の想いも繋ぐことのできるお墓のリフォームです。大ちゃんはそこに在る想いも大切にしたいと考えています。
このお客様は、今はまだ提案図面の作成段階ではありますが、お客様の驚きと感動した顔を想像し、心躍らせながら、得意の「一本指打法」でパソコンに向かう大ちゃんなのでした。
大ちゃん二重の喜びに浸る
2019年6月27日
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先日、山口県下関市へお墓を建てに行ってきました。
えっ、そんな遠くまで行くの?と思いますよね。大ちゃんも当初は施主様の負担も考えて、全国優良石材店の会(全優石)に山口県の加盟店を紹介してもらうことも考えたのですが、
「ダイボさんに直接お願いしたい!」との感動的な(大ちゃん曰く)お言葉に「ご縁をいただいた方の大切なご先祖様の供養のお手伝いなので、すべて自社で完成まで責任を持って施工したい」と引き受けることにしたのでした。
引き渡しの際には大ちゃんも現地に行き、お客様の「頼んでよかったぁ、大満足です」と喜ぶ姿を見ることができ、片道4時間の移動時間をルンルン気分で帰ってきたのでした。
後日、そのお客様から電話があり、「孫が、俺も将来このお墓に入っていいかや、と言ってくれて本当に嬉しかった」とお礼の言葉をいただき、改めて、後世に繋がるお墓づくりができてよかったと二重の喜びを得ることができた大ちゃんなのでした。
さて、門川展示場では春の花から夏の花へと花壇の植え替えが始まりました。8月のお盆に向けてのご相談も承っていますので、花見がてらお気軽にお越しください。